今頃ですが・・・
ティムがこう言ったとか、アンドレアが話してくれたって書いていますが
当時は話半分くらいしか分かっていなかったと思うし
間違って解釈していたり
自分に良いように受け取っていると思います
私の英語力は日本国内レベルでもたいしたことなく
アメリカにおいては話せないわけです
日本では中学と高校6年間の英語教育があるんだろう?
と
アメリカ人が言うので
うちの田舎じゃ英語の授業はなかった
などと言い張ったものです
それでも
新聞の勧誘やいろいろなサービスの電話勧誘など
かかってくると
ジュリアは
I'm Italian. I can't speak English.
と流暢な英語で断るんだが
コンプレックスを抱え込んでいるときの私は
なかなかI can't speak English.と言えない
何とかしよう・・・と思ってしまうのです。
今から考えると、ちょっとカワイイ私。。。
アメリカで生活していると
だんだん英語が出来なくて何が悪い!
私はアメリカ人じゃないんだよ~
と
開きなおってしまいました
アメリカ国籍なのに英語がひと言も話せない人もいるんだ
なのに相当エラそうにしているのだから
でも
ジュリアやティム、アンドレアに優しくしてもらっていると
何とか感謝の気持ちを伝えたいと
強く思うのです
そしてふと気が付きます
それにしても
日本人の英語コンプレックスはひどい
現地で日本人親子に会うと
ESL(母国語が英語じゃない人の為の英語クラス)から外れたかどうか
という会話になる
帰国しても
みな英語がどれくらいデキルか聞きたがる
何を感じ
何を学んだか
聞きたがる人はいないのです
英語のことしか聞かれません
そしてふと思うのです
英語ができるできないは
知識の問題ではなく
能力の問題ではなく
性格
そして
話したいことがあるか
話すだけの考えを持っているかです
アメリカ人はよく
What do you think? って話しかけます
日本人はたいてい
知ってる?って話しかけます
そこでもう話す内容が違っているのです
だから
英語が分からないことより先に
話す内容がない
そして
ほかの民族は多くのことを望む
あれが欲しい
これしてくれない!
不公平だ
差別だ~!
日本人はつつましやかです
欲求をがなり立てない
はしたなく欲しがらない
だから損をすると日本人は思いがちです
確かに
なめられたり
損をすることもあるけれど
日本人は穏やかで品が良いと思われる
私はその方が良いです
でも
英語はただの道具、されど道具
使わなければ、用事が終わらないわけで
私の手抜きなキャラは手抜きな英会話を選択するのです
息子くんを真似しました
相手が一番強く言った言葉をリピートする
です
一番強く言う単語が相手の一番言いたいこと
大事と思っていることです
例えば
だ~っと長く教育について語ったらしい最後に
Mothers have hectic days.
(母親の毎日っててんてこ舞いよね)
と話されて
Hectic!
強く復唱すると同意の意が伝わります
そうよね~って
強く語尾を上げると反対の意になり
そうかしらって
私は
弱弱しく語尾を上げるので
その単語が分からないんだと思って
もっと簡単な英語で説明してくれました
それだけでコミュニケーションが成り立つし
私が考えを述べられなくても
相手は会話できたと感じてくれます
こちらも
新しい単語を覚えます
私はスペリングまで教えてもらいました
メモっておけば忘れないし
後で調べられます
そして
すごく熱心だという印象を持ってもらえます
小賢しいテクニックと言えばテクニックですが
私はこのやり方を「気持ち」と呼んでいます
好意的であるというのを「気持ち」だけお届けするのです
相手も「気持ち」だけ受け取ってくれるのです
そんな私を見て
周囲の日本人は
英語が得意なんですねって
ふぅ。。。
つづく・・・