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てんてん転校生

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大学受験の真実

娘ちゃんは美大で絵画と決まっていて
高校生活はそこへ向かっての毎日でした
学科もありますが
実技はデッサン6時間、油絵6時間
合計3日
ほぼ体力勝負です
彼女は絵が上手いわけではありません
ときどきすごく良い表現ができますが
才能があるとか、どんなだか分かりません
本人も自信があるわけでもありません
それでもどこか美大が拾ってくれたら
4年間は美術が続けられる
なので
通える範囲の美大を全部受けました
もちろん最難関の東京藝術大学も
それでどこも受からなかったら美術はやめると決めていました
美大受験としてはいかがなものか?という受け方かもしれませんね
ときどき良い表現はできるのですが
それが受験で出せるかどうか
1点でも2点でも学科で点を取ってカバーすることが出来るか
絵は6時間で完成するようなものではありませんから
なんとか、講評対象となるようまとめあげなければなりません
それは訓練です
表現だけではなく技術があることも分かってもらわなければなりません
それはテクニックです
才能とは関係ないのかな…と思います
全然関係ないわけではありませんけどね
結局浪人しないための女子大の文学部と
第一志望の私立美大だけ合格でした
4年間の時間をもらえたのです
娘ちゃんはとても喜びました
笑顔の娘ちゃんを見て、母は幸せでした
あれから3年
娘ちゃんの就活が始まります
美大に入って4年の時間を保証されただけで
将来を約束されるわけではありません
やりたいこと、やれることを目指して受験しますが
実際の社会にはやりたいことのできる会社や仕事はそれほどありません
会社がやって欲しいこと、やってもらいたい分量が限定数あるだけなのです
仕事を考えるとデザイン系に行った方が良いんじゃないかと思っていました
でも娘ちゃんはデザイン系が苦手なのですから仕方ない
絵画しか受験できなかったんですよね
美大だけではなくて
大学はそういうものだと思います
だから娘ちゃんには大学に入ってからそういう話をしてきたつもりですが
分かってはいても、悟れないものです
3年かけていろいろやって来ても何の自信も持てない
そういうものです
合格のあの意気揚々とした気分は何だったんだろう?
そう感じて失望感や挫折感を持つ学生は多いんじゃないかと思います
そこに人としての価値評価がくだるかのように就職が立ちはだかるのです
母の就職期はバブルの頃でしたから悲壮感はなかったとお思いますが
女性の社会進出は建前だけのお題目
「社会勉強をして、良い頃合に結婚して退職してください」
と入社前の研修で人事の方が言ってました
現実ってこんなものなんだ
な~んだ。って思いました
今は時代が違いますが
大学生が将来を考えるときの気もちは変わらないんじゃないでしょうか
やりたいことを見つけましょう
夢を持ちましょう
などとキャッチフレーズに教育されてきた子供たちです
やりたいことを探したら
「好きなことだけやっていたい」とか
「社会に出るのは怖いし辛い」に行きつくのは目に見えますよね
学生はどんよりしますよ
そういうものか~と切り替えられる器用さがあれば良いんですが・・・
そして息子くんはやりたいことが特にないという子です
数学と理科が好きというだけです
理系に行こうかな~というだけです
何が好きか、何に向いているか、才能があるかなんて分かりません
名前だけでも行きたい大学・・・というのもない
そういう子が多いとは言いますが
受験を学校行事だと思っているんじゃないか?
模試と同じような位置に考えているんじゃないか?
と見えます
まだどこを受験するか、学校も学部も学科も決まっていません
受かったとしても意気揚々とする気分もないような・・・
失望感や挫折感もないような・・・
良いのか悪いのか・・・
いやはや分からないものです
大学受験ってば。。。

つづく・・・
by cosi-e-cosi | 2011-11-23 15:21