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てんてん転校生

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プライオリティ

娘ちゃんは美大受験コースのある高校に進学しました
1学年700人近くの生徒がいて、20クラスというマンモス校です
3学年で2100人の計算ですよ
先生も700人くらい
学校案内で読んで知っていましたが
入学式で、実際にその人数を見たら本当に驚きました
周囲のみんな、同じように戸惑っていましたね
考えてみると
義務教育じゃない高等学校は
みんな自分たちで選んで受験して進学します
数人知人がいたとしても、寂しいくらい
そして不安
高校進学って転校みたいなものじゃないかな
って思います
全員が転校生だと
てんてん転校生の娘ちゃんは慣れたものです
一人で入って行くのも平気
斜に構え、堂々としていて、
クラスで「おじょう」とニックネームがつきました
『ごくせん』です
中学が中学だったので、
受験の書類を間違いなく準備してくれたら、それで良い
同級生にも先生にも何の期待もしない
と思っていました
出会ったばかりの先生に自分の大事な将来を相談する気にはなれない
なんて言って、一年生のときの面談では一言もしゃべらない
さすがに先生が気の毒でした
娘ちゃんは
大切なもの、人を信用する気持ちや人を頼る勇気、人情のようなものを
失くしてしまったのじゃないのか
人として欠けているように思いました
それが
とても思いやりのある同級生に恵まれ
心の広い、人間性豊かな良き教育者に出会い
かけがえのない3年間を過ごしました
大学に行ってからも、時々高校に遊びに行っています
ただいま~みたいに
本当に良かったと思います

じゃ、

息子くんも…と思いましたが
息子くんは志望進路が決まっているわけではなく
嫌なことはないけれど、楽しいこともないし
欲もなく、競争心もない
嫌なことを数えてばかりの中学の娘ちゃんより
重症なのかもしれないと思っていました
大人数では埋もれてしまう
息子くんは、良くも悪くも、アメリカ生活の影響を大きく受けています
言葉を勉強し始めるときに英語が入り
自我と感情が大きく成長するときに、表現する日本語が遅れていて
いろいろなことを抱え込んでいるように見えたのです
息子くんもまた、大切なものが欠けているのかもしれない
小学3年生に転入し、中学には小学校の同級生がそのまま上がります
帰国した頃のたどたどしい日本語や面白い勘違い
そういったことをすべて知っている同級生たちは
とても優しく、気遣ってもくれましたが
「仲間に入れてあげなければいけない友だち」
「応援してあげなければいけない友だち」
としてインプットされているように感じます
中には、ちょっと下に見て、バカにしているように感じることもあります
仲の良い子たちは、その後の成長とともに、多少は関係も育っているのですが
イメージや立ち位置が決まってしまって
息子くんには窮屈で、居心地悪く、不満でもあったのかも知れません
そういえば
「ぼくはマケイヌ~」って嬉しそうに言っていたことがあります
言葉の意味も分からず
テレビ番組か何かの真似か、誰かに言われたのか
考えると悲しくなってしまい、母は涙が出ました
本人が何も言わないならスルーだな
怒ったり、悔しがったりしたら、初めて
母は何か言葉をかけよう
何かしてあげよう
そういう年齢だろう
と考えました
中学時代は覇気がなく、
先生に対しては失望しているようでしたね
反抗してもどうせいやな思いするだけ
早く終わらないかな~
そんな感じでした
息子くんは、インターナショナルな、小規模な学校を選びました
中高一貫校です
高校から入学したので、
てんてん転校生の息子くんでも、さすがに最初は転校生気分でした
すぐに「新しい自分作り」をして
礼儀正しく、落ち着きがあって、大人な生徒として定着させております
ちょっと背伸びしましたね
案外格好つけるタイプの男だったようです
それでも
いろいろなタイプの、いろいろな考え方の同級生の中で生き生きとしています
自分の意見や感情も話すようになり、心の方が伸びたように見えます
勉強の方は・・・
これから始めるようです
受験生なんですけど。。。

ただ、そのとき一番必要だと思うものをひとつだけ決めて
まずはちゃんとゲットする
ひとつずつです
とてもじゃない、大変な状況
とてもじゃない、間に合わないだろうと感じるとき
そうすることにしています
一番大切だと思うものをひとつだけ
って

つづく・・・
by cosi-e-cosi | 2011-10-11 00:39