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てんてん転校生

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言葉の変 #1

息子くんは
幼き時代とてもおおらかで素直だったので
思ったことを
恐れずに口にする子供でした
関西の実家に行ったときに
公園で棒登りをしていて
同じくらいの年齢の子に
「どうやったらええん?」
ときかれて
「足は蝉のおしりのようにするの!」
と言っていました
関西アクセントではない上に
蝉のお尻のように足を使うと言われてもね~
「おまえのことば、ヘン!」
と言われて
「せっかく教えてあげたのに。。。」
とがっかりしておりました
そんな頃にアメリカへ行ってしまったのですが
「ぼくもテカポー欲しい」
と言うのです
なんだそれは?
テカポーって何?
半年以上経って
クラスを参観していたときに分かりました
先生がプリントを入れるホルダーを手にしていました
クリアファイルを紙製にしたようなものです
家庭で用意する学用品のリストにはなかったので
持たせていなかったのですが
そこに先生からのプリントやお手紙を入れるようです
そして
Take your home
と言うのです
テイク・ユア・ホーム
これが
アメリカンな発音だと
確かに聞こえないこともない
テカポー
I need my 'take your home' ってわけです
言葉が追いつかない~
と思ったりしましたが
「holderって言うんだよ、それ」
「うん、そう、あのテカポー買って~」
「だからホ・ル・ダー!!」
「うんテカポー」
物をゲットしたいという欲があっても
そのものの名前はどうでも良いみたいです
言葉への意識の低いお子でした
きっと
日本に居ようが
アメリカに居ようが
アフリカに居ようが
大差なかったようにも思います
「包んだヤツを食べたい」
小学3-4年生の頃もその調子でした
「いなり?」
「チャイニーズの」
「春巻き?」
「肉の入ったヤツ」
「餃子?」
「う~ん・・・」
「餃子で良い?」
「グリーンのおまめのせないで」
ああ、シウマイか。。。
そんな具合でしたから
幼少時に中途半端な時期に
中途半端な期間の海外生活は支障をきたす
そういう種のお子だったと
ずっと思っていました
今でもそう思います
その後も言葉で苦労することになるのでした

つづく・・・
by cosi-e-cosi | 2011-09-25 17:00